日々のこと

わーーーっとなにか言いたくなったときだけ書きます。

FF7リメイクの感想と考察

FF7リメイクをクリアしたので、色々思ったことなどを書き記したいと思います。(普通にネタばれします)

考察など

プレイし終わってから、よくわからないことが色々とあったので考察の記事をいくつか読みましたが、その中で自分も同様に思ったことは、このFF7リメイクは原作のパラレルワールドなのではないかということ。

それぞれのキャラクターの発言や演出などから、エアリスとセフィロスは原作世界の出来事を恐らく知っていて、クラウドは自覚はないけど断片的に思い出し始めてる、という感じに見えました。

運命(原作の流れ)に引き戻そうとするフィーラーを倒したことによって、エアリス生存ルートのフラグを発生させた、というのが今回の大きな位置づけだったのかなと。

三部作の予定という話なので、(1) FF7 Remake→(2) FF7 Repeat→(3) FF7 Rebirthみたいなタイトルになるのではと勝手に思っています。

最後にザックス(FF7での私の最推し)が出てきて、しかも死なずにクラウドとミッドガルに戻れたシーンが出てきたのは嬉しい反面、私たちが知っている世界線のザックスとクラウドではない…ってことですよね??(クラウドがバスターソードを持って、一人でなんでも屋をやる理由がなくなってしまうので)

フィーラーが消えたことによって、ザックスが生きている別の世界線が存在していることをプレーヤーに見せたということは、こちらのクラウドたちがザックスがいる世界線に移動して共闘、みたいな展開もやろうと思えばできてしまうのかなーと思ったりしてます。(なにか超ファンタジーな感じの白マテリアのパワーで、ザックスの世界とクラウドの世界を一つにくっつけることで、最終的にザックスもエアリスも生存エンドの世界線ができるとか、FFならやりかねない…)

他の考察を読んでもよくわからないところ

正直、謎な演出がたくさんあって、考察を呼んでもあんまりしっくりこないところも多かったです。

二作目、三作目で回収されるのであればいいのですが、(いつ出るのかわからない)二作目以降が発売されたときに、この演出を自分が覚えている気がしないので、とりあえず覚書として残しておきます。

  • 神羅ビルを囲んでいたフィーラーを、ルーファウスは見えてたのにツォンは見えてなかったのはなぜか?
  • エアリスがセブンスヘブンでマリンを抱きしめたときに、マリンは何を知ったのか?(エアリスが死ぬ未来?)
  • フードかぶって腕に番号が付いた人たちは誰なのか?(セフィロスの細胞を埋め込まれた実験体の一部?)

個人的な感想

個人的にはパラレルワールドな話の流れは嫌いではないので、別に原作どおりじゃなくても構わないし、原作どおりに作ってあってもどちらでもOK派です。

ただ、単純に過去の刷り直しであればどのRPGでもできるけど、パラレルワールドな展開というのは「FF7」だからできることなんだろうな、という気がします。

FF7は数あるRPGの中でも特別な存在だと思っていて、全世界にファンがいて、知名度もあって、ストーリーのインパクトも大きくて、「原作を知ってる」という人が、世界で一番多いRPGなんじゃないでしょうか。

だからこそ、原作に抗っていくというメタいストーリー展開が可能なんだと思いました。(原作を知ってる前提でゲームを作るのってかなり強気な手法だなあとは思うのですが)

 

ただ、ちょっと引っかかった部分がいくつかあります。

細かいアニメーションの作りこみが甘い

操作キャラクターがフィールド上で神羅のボックスを壊したり、椅子やテーブルに触れると勝手に動いたりするギミックのアニメーションに対して、重量感が全く無いのがかなり気になりました。

明らかに鉄の箱なのに、ペラペラの薄いアルミが散乱するようにしか見えなかったり、紙かなにかでできてるの?っていう飛び散り具合だったり。物体の重さによってアニメの差がまったくつけられていなくて、すべてが均一な動きだったのが残念でした。(そもそもこのギミックをフィールドに出す必要性をまったく感じなかったので、中途半端なアニメーションを出すくらいなら動いたりさせなくてよかったのに…)

武器強化システムが使いにくい

目当てのスキルを一発で選択しにくいし、選択できる種類も多くないし、あの程度の選択肢ならDQ11のスキルパネルみたいに平面で確認しながらポチポチやっていくほうが断然見やすいしわかりやすいのに…なぜ宇宙みたいな見た目でコアを分けるようなデザインにしたのかとても疑問です…(メインコアを埋めないと次のコアに進めないというわけでもないし…)

クリアまでのプレイ時間が短い

普通に進めて約40時間、レベル35前後でラスボス撃破のRPGっていまどきなかなか無いと思います。(しかしお値段はいつも通りのお高め設定のまま)

今後の運命が変わるという転換点で一作目を終わりにしたくて、そのためにキリの良いミッドガル脱出のタイミングで終わらせることにして、マップや新キャラとかイベントを色々つけ足して尺を伸ばした結果こうなったのかなと感じました。

今後の予定が公開されていない

FFシリーズでは、スケジュール管理をする人があんまり仕事してないと前々から思っているのですが、5年前にリメイク製作が発表されてから、これ以降のスケジュールの見通しがまだ立てられていないというのは、普段から行き当たりばったりで仕事をしてるというのが透けてみえて、こういう姿勢はプレーヤーに対してとても不誠実だと思っています。

一作で完結しないのであれば、せめて、二作目と三作目の発売予定年を予め公開したほうが期待が持てるし、話題にもなると思うんですけど、そういうのをしない(できない)ところが悪い意味でFFらしいです。

まとめ

色々とネガティブなことも書きましたが、結論としては二作目と三作目も買って、クラウドたちがどうなるのか見届けたいです。

他の考察等でも見かけましたが、複数に作品を分ける手法や、(意味深な)ストーリーや、スケジュール管理的にも、劇場版エヴァみたいになってきているのが不安要素ではありますが…(ある一定程度であれば、観客として楽しいと思うのですが、限度を超えると正直冷めてくるので…)

最近のFFの印象として、グラフィックには力を入れてるけどシナリオは正直いまいち、というか何が言いたいのかわからない内容になっている印象がとても強いので、総合的にバランスのいいゲームになっていくことを祈りつつ…